ライフスタイルの多様性にともない、間取りにこだわりたいと考える方も多いでしょう。

なかでも、二階建てガレージハウスは幅広い用途でスペースを活用できるため、人気を集めています。

 

快適な住まいを実現するには、二階建てガレージハウスに関する理解を深めることが大切です。

この記事では、二階建てガレージハウスが人気の理由について紹介します。

 

メリットやデメリット、価格相場もまとめているので、二階建てガレージハウスを検討している方は参考にしてください。

 

 

 

二階建てガレージハウスとは

二階建てガレージハウスとは住宅の一階部分にあるガレージのことで、ビルトインガレージやインナーガレージとも呼ばれています。

ここでは、二階建てガレージハウスに関する基礎知識について、2つの観点から解説します。

 

1. 人気が高まっている理由
2. 二階建てガレージハウスの価格相場

 

それぞれ見ていきましょう。

 

 

人気が高まっている理由

 

二階建てガレージの人気が高まっている理由は、ライフスタイルが多様化したためです。

リモートワークの普及や余暇の時間が増えたことで、求められる住空間も変化しています。

 

住宅を購入する際、趣味を楽しめるスペースや家族団らんで過ごせる空間など、ライフスタイルに合わせて住宅を設計している方は増えています。

 

また、二階建てガレージハウスは限られた敷地を有効活用できるため、土地が狭い場合でも自由度の高い住空間を設計可能です。

駐車スペースとしてだけでなく幅広い用途で活用できる空間となるため、二階建てガレージハウスはニーズに応じた住まいを実現したい方から人気を集めています。

 

 

二階建てガレージハウスの価格相場

 

二階建てガレージハウスの建築価格相場は、坪単価50万円〜80万円が目安です。

車1台分のスペースを確保する場合、5坪程度が必要になるため、250万円〜400万円ほどの建築価格がかかります。

 

将来2台必要になる場合や多目的スペースとして活用したい場合は、車2台分となる10坪を基準に見積もるのがおすすめです。

二階建て住宅は同じ延床面積でも平屋に比べて基礎と屋根の部分が小さくなるため、建築コストを抑えてガレージハウスを建設できます。

 

ただし、ガレージハウスを検討する際は、建築価格だけでなく測量・地盤調査費用や設計管理費用が発生する点もあわせて覚えておきましょう。

 

 

二階建てガレージハウスにする3つのメリット

二階建てガレージハウスにするメリットは、以下の3つです。

 

1. 車の乗り降りが楽になる
2. 多目的スペースとして活用できる
3. 防犯効果が期待できる

 

ガレージハウスを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

メリット①：車の乗り降りが楽になる

 

二階建てガレージハウスのメリットは、車の乗り降りがスムーズになる利便性の高さです。

一階部分に駐車場を設けている二階建てガレージハウスは車庫と玄関がつながっているため、出入りが楽になります。

 

雨や雪などの悪天候の際も、濡れずに移動できる点が二階建てガレージハウスの良さです。

また、子どもを抱っこしたり荷物を持っていたりして両手がふさがっている場合でも、傘を差す必要なく出入りできます。

さまざまなシーンでストレスなく住宅と車を行き来できる点が、二階建てガレージハウスの魅力です。

 

積雪量が多い地域ではガレージがおすすめの理由を知りたい方は、以下の記事をあわせてご覧ください。

 

【関連記事】雪国にはガレージがおすすめ？おすすめのガレージ3選と価格について解説

 

 

メリット②：多目的スペースとして活用できる

 

二階建てガレージハウスは、車庫だけでなく幅広い用途で活用できます。

活用例は、以下のとおりです。

 

• 車やバイクのメンテナンス作業スペース
• トレーニングスペース
• 大型アウトドア用品の収納スペース
• 趣味を楽しむスペース
• キッズスペース

 

ガレージハウスは広く設計されているため、例えばバーカウンターを設けて友人とお酒を飲んで楽しむスペースにするのも楽しみ方の1つです。

自由にカスタマイズできることから理想の居住空間を実現できる点が、二階建てガレージハウスのメリットになります。

 

 

メリット③：防犯効果が期待できる

 

二階建てガレージハウスはセキュリティ面の高さから、愛車を守れる点がメリットです。

ガレージにはシャッターを設置できるため、車のいたずらや盗難を防げます。

 

シャッターにより車の有無が確認しにくくなることから、空き巣対策としても効果的です。

また、ガレージハウスは屋根と3方向以上の壁で囲まれているため、雨汚れの心配もありません。

 

雨や紫外線などの影響を受けず、愛車をきれいな状態に維持できるのは二階建てガレージハウスならではの魅力です。

 

 

二階建てガレージハウスにする3つのデメリット

二階建てガレージハウスにするデメリットは、以下の3つです。

 

1. 一般的な二階建てに比べて建築費用が高くなる
2. 音やにおいが気になる
3. 老後を見越して設計する必要がある

 

デメリットを踏まえたうえで、二階建てガレージハウスを検討しましょう。

 

 

デメリット①：一般的な二階建てに比べて建築費用が高くなる

 

二階建てガレージハウスは構造上、耐震面の観点から一般的な二階建て住宅に比べて建築費用が高くなります。

一般的に、正方形や長方形などシンプルな構造の住宅は壁を支える力が均等になりやすいため、耐震性が高くなります。

 

一方、ガレージハウスは車庫となる一階部分の開口部が広く、壁を支える力を分散しにくいことから耐震性が低くなってしまうのです。

耐震性を高めるには、建材の強度を高めたり柱や梁を太くしたりする必要があるため、建築費用がかさみやすくなります。

 

 

デメリット②：音やにおいが気になる

 

二階建てガレージハウスは、エンジン音や排気ガスのにおいが気になってストレスに感じる可能性があります。

住宅の一階部分に駐車スペースを設けている点が特徴のため、居住スペースにも伝わりやすくなります。

 

例えば、ガレージ部分の近くに寝室を設けるとエンジンやシャッター音が気になり不便さを感じる場合があるでしょう。

部屋の配置によっては快適さが軽減されるため、二階建てガレージハウスを検討する際は間取り設計が重要です。

 

 

デメリット③：老後を見越して設計する必要がある

 

二階建てガレージハウスを検討する際は、足腰への負担を考慮しましょう。

居住スペースが二階部分になるため、階段の上り下りが必要です。

 

加齢にともない足腰は衰え、階段の上り下りが負担になる可能性も考えられます。

エレベーターやスロープの設置など、将来リフォーム費用がかさむ場合もあるため、二階建てガレージハウスは老後を見越して設計するのが大切です。

 

 

二階建てガレージハウスを建てるポイント

二階建てガレージハウスで快適に暮らすためには、間取り設計が重要です。

建てる際は、以下のポイントを踏まえたうえで間取りを検討しましょう。

 

• 防音性を考慮した建材を採用する
• 開閉音が静かなシャッターを使用する
• 寝室や居住スペースはガレージから遠ざけて配置する

 

二階建てガレージハウスでストレスなく生活するには、防音や換気対策が欠かせません。

また、将来車を買い替える際にサイズが多くなる場合があります。

ガレージハウスの広さは変えられないため、将来を考慮してサイズを設計することが大切です。

 

アットホームラボでは、家づくりに関する無料相談会を実施しております。

設計士やコーディネーターとも相談が可能なため、理想の家づくりを実現したい方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

二階建てガレージハウスの間取り例

アットホームラボが手がけたこちらの二階建てガレージハウスは、白いガルバリウム鋼板の外壁が特徴です。

ガルバリウム鋼板は、耐用年数が長く長持ちしやすいだけでなく、サビにくい特性があります。

また、ガルバリウム鋼板は耐震性が強く、ガレージハウスのデメリット対策としても効果的です。

ガレージは2台分の駐車スペースを設けており、趣味を楽しむのにも適した設計になっています。

 

性能とデザイン性、自然素材にこだわった当社の施工事例は、WORKSからチェックできるのでぜひご覧ください。

また、高性能住宅のメリットやデメリットについては、以下の記事をあわせてチェックしましょう。

 

【関連記事】高性能住宅とは？メリットやデメリット、補助金についてわかりやすく解説

 

 

まとめ：二階建てガレージハウスで無駄のない間取りを実現

二階建てガレージハウスは自由度の高さから多目的な用途で活用できるため、ライフスタイルに合ったスペースを実現したい方におすすめです。

車の乗り降りがスムーズなだけでなく、防犯効果も期待できます。

 

ただし、防音性の高い素材の使用や間取り設計は慎重に考慮すべきポイントです。

二階建てガレージハウスの特徴を踏まえたうえで、理想の間取りを検討しましょう。

 

アットホームラボでは、二階建てガレージハウスをはじめとしたコンセプトの異なる6つのモデルハウスを展示しています。

見学予約も受け付けておりますので、家づくりの参考としてご覧になりたい方はお気軽にお申込みください。

 

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