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注文住宅とは?メリット・デメリットについてもわかりやすく解説

注文住宅2024.04.16

一戸建てのタイプの1つに、注文住宅と呼ばれるものがあります。

 

その名称からは、買い手が色々と注文をつけられるイメージがありますが、実際はどのようなものなのでしょうか。

 

注文住宅と一言でいっても、設計から購入までいくつかのステップを踏む必要があります。

 

注文住宅を購入する場合には、まずそこから考えなければいけません。

 

大きな買い物なので、後悔しないようあらかじめきちんと検討することが大切です。

 

この記事では、注文住宅とは何かという基礎知識から始めて、そのメリットやデメリット、建売住宅との比較などについても解説します。

 


 

 

注文住宅とは

注文住宅とは_MODEL HOUSERENOBASE 四谷

注文住宅とは、すでに持っている土地または新しく購入した土地に、自由に設計して建築する一戸建て住宅のことを指します。

 

このような家を建てて欲しいと買い手側が「注文」し、建築する側がその通りの家を建てるのが基本の流れです。

 

注文住宅と反対の意味になるのは、建売住宅です。

 

建売住宅とは、すでに建築され売られている住宅のことで、土地と一緒に販売されています。

 

間取りなどを自分で設計したい願望がとくにない場合や、すぐに住みはじめたい場合は、建売住宅のほうが手っ取り早いといえるでしょう。

 

注文住宅といっても、必ずしも1から10まで買い手が自分で決めるとは限りません。

 

ほとんどすべてのことを買い手が決める「フルオーダー」タイプと、限られた部分についてのみ買い手が選択する「セミオーダー」タイプがあります。

 

セミオーダータイプにおいて具体的にどのくらいの範囲を買い手が決められるかは、建築会社によって異なりますね。

 

「いくつかの間取りのパターンから好みのものを選ぶ」「キッチンなどをいくつかのメーカーのシリーズから選ぶ」という決め方がおすすめです。

 

 

ハウスメーカーとの違い

 

ハウスメーカーとは、住宅に関する独自のブランドを全国規模で展開している大きな会社を指します。

 

ハウスメーカーは仕様や規格が統一化されているので、工期が短くスムーズに進み、商品やサービスについて一定の品質が保たれる安心感がありますよね。

 

また、アフターフォローも充実していることが多いので、完成後に色々なことを相談できる点もメリットでしょう。

 

一方で工務店は、工事自体に責任を持ち、工事に関わる職人の手配や管理する業者のことを指します。

 

こちらはハウスメーカーよりも特定のエリアを対象とした、地域密着型の営業をしているケースがよく見られますね。

 

ハウスメーカーと工務店のどちらに注文住宅を依頼すべきかは、状況やそれぞれの会社によっても異なります。

 

間取りを自由に決めたい場合は、工務店に依頼することも多いですが、それは会社で仕様や規格が統一化されていないからです。

 

 

注文住宅のメリット

注文住宅のメリット

注文住宅のメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

 

  1. 設計の自由度が高い
  2. 建築の過程をチェックできる
  3. 予算を調整できる

 

順番に見ていきましょう。

 

 

メリット①:設計の自由度が高い

 

注文住宅の最大のメリットといえるのが、自由度の高さです。

 

すでに完成している建売住宅と違い、家族の人数や好みを好きなように間取りに反映できます。

 

すべてを1から決められるフルオーダーと、限られた範囲内で組み合わせなどを選択するセミオーダーがあります。

 

自由度の高さを最大限享受したいのであれば、フルオーダーがおすすめです。

 

文字通り、間取りや広さ、キッチンの設備など、あらゆることが自由に注文可能です。

 

ほとんどのことを買い手自身が決めるため、まったく同じものが存在しないオンリーワンの住宅になります。

 

 

メリット②:建築の過程をチェックできる

 

建築の過程を逐一チェックできるのも、注文住宅のメリットの1つといえます。

 

建売住宅の場合は、選ぶ段階ですでに建物ができ上がっているので、建築の過程を確認できません。

 

設計段階や建築段階を実際に見られるということは、施工業者からすれば「依頼者がどのタイミングで見に来るかわからない」ということです。

 

いつ来るか分からないため、施工業者にとってはよいプレッシャーとなり、手抜き工事などを防ぐ結果につながるでしょう。

 

また、注文住宅においては、第三者機関による点検を実施している業者もあります。

 

あえて自分たちに厳しい仕組みを採用することで、信頼してもらうことが狙いです。

 

結果として注文住宅は、建売住宅と比べて欠陥住宅が圧倒的に少ないといわれています。

 

 

メリット③:予算を調整できる

 

注文住宅は買い手が自分の好きなように設計できるため、予算を調整できるのもメリットといえるでしょう。

 

注文住宅を建てたいと考えている人であっても、住宅を構成するすべての要素に力を入れたいとは限りません。

 

とくにこだわりのない部分のグレードを下げてコストダウンすることにより、全体の金額を上手に調整できます。

 

注文住宅において予算を調整するコツとしては、優先順位をきちんと定めておくことです。

 

絶対に譲れないものはどれなのか、これといったこだわりのないものはどれなのか。

 

それを業者に伝えることで、自分の理想に近い住宅を建築できるでしょう。

 

 

注文住宅のデメリット

注文住宅のデメリット

注文住宅のデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

 

  1. 完成後のイメージがわきにくい
  2. 予算をオーバーすることがある
  3. 入居までに時間がかかる

 

いずれも、あとから思い知ると手痛いダメージになりかねません。

 

あらかじめしっかり把握したうえで、注文住宅にするか慎重に検討しましょう。

 

 

デメリット①:完成後のイメージがわきにくい

 

注文住宅のデメリットとして、完成後のイメージがわきにくいことが挙げられます。

 

依頼する時点では、これから建築する住宅と同じものはこの世のどこにもないため、建売住宅と違って「目で確かめる」ことができないからです。

 

どれだけ具体的なイメージを持っていたとしても、実際に建築されるとどのようになるのかは、完成してみないと明らかになりません。

 

そのため、施工業者がきちんと仕事をしてくれたとしても、思っていたのと少し違うものができあがってしまう可能性もあります。

 

解決策としては、施工業者に間取り図だけでなくパースなども作ってもらうことで、事前に可能な限り具体的なイメージを共有しておくことですね。

 

 

デメリット②:予算をオーバーすることがある

 

予算をオーバーする可能性があるのも、注文住宅のデメリットの1つです。

 

注文住宅の場合、建築中に新たな要望が増えていき、予算を超えてしまうことが往々にしてあります。

 

そのため、しっかりと優先順位を決めることが大切です。

 

何が譲れないポイントで、何がそうでもないのかをあらかじめしっかり決めておけば、コストダウンを図る順番について迷うこともなくなるでしょう。

 

 

デメリット③:入居までに時間がかかる

 

入居までに時間がかかるのも、注文住宅のデメリットといえます。

 

建売住宅であれば、すでに完成しているため契約して即入居できますが、注文住宅の場合はそうはいきません。

 

初期の面談から契約までに1~2ヶ月の期間がかかることもありますし、当然ながら、そこから実際に住宅が完成するまでにも、長ければ1年ほど時間がかかります。

 

したがって、今すぐ住居を必要とする状況で、注文住宅を選択するのはあまり適していません。

 

注文住宅を建てる際には、実際に引っ越せるまでに時間がかかることをあらかじめ計画に含めて考えるべきでしょう。

 

 

注文住宅と建売住宅、どっちがいい?

注文住宅と建売住宅、どっちがいい?

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自分で自由に間取りなどを設計できる注文住宅と、すでに建築された住宅を購入する建売住宅は、一概にどちらがよいとはいえません。

 

予算や時間がかかってもいいから、自分がイメージする通りの家に住みたいと考えているのであれば、注文住宅を選ぶべきでしょう。

 

一方で間取りなどにそれほどのこだわりはなく、安く済むことやすぐに住めることを重視するのであれば、建売住宅が妥当な選択となります。

 

大切なのは、自分の望みが何なのかをしっかりと把握することです。

 

後悔することのないよう、必要なことをすみずみまできちんと考え抜く姿勢を忘れないようにしましょう。

 

【関連記事】家づくりで後悔したくない方必見!失敗例から学ぶ

 

 

戸建ての注文住宅ならアットホームラボ

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「注文住宅についての基本的なことはわかった。しかし、具体的にどんなことに気をつけて、どうやって業者を選べばよいのだろう?」

 

ここまでお読みになって、そのようにお考えになった方もいるのではないでしょうか。

 

確かに業者選びは大切です。業者によってノウハウに違いがあり、注文住宅の実績があまりない、といった可能性も十分に考えられます。

 

注文住宅についてどこに相談するかお悩みの方は、ぜひ弊社・アットホームラボまでお問い合わせください。

 

アットホームラボには、注文住宅に関する豊富なノウハウがあり、お客様のどのようなご要望にも応えられるよう、最適なサービスを提供いたします。

 

アットホームラボの詳しい情報については、初めての方へをご覧ください。

 

 

まとめ

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注文住宅とはどういったものか、またメリット・デメリットについて解説しました。

 

家は一生に一度の大きな買い物なので、少しでも自分の理想に近いものを建てたいと考えるのは、ごく自然なことでしょう。

 

家づくりを後悔しないようにするためには、基本的な流れや知識、注意点を押さえておくことが大切です。

 

この記事を参考にして、理想に限りなく近い注文住宅の建築を目指してみてください。

 

アットホームラボでは、みなさんのお家づくりのパートナーとなるコンシェルジュをはじめ、設計士と直接相談することができる無料相談会を開催しております。

 

「何からはじめたらいいか分からない」「間取りやデザインについて相談したい」「資金計画や土地のことも相談したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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この記事の監修

アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士


2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。

 

 

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