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新築間取りの成功例35坪・40坪を紹介!注文住宅に住みたい方は必見!

注文住宅2022.08.22

満足度の高い注文住宅を完成させるには立地や日当たりなど様々な要素に気を配る必要がありますが、中でも特に注意するべきは「間取り」です。

 

優れた家事動線や収納スペースを確保しながら、自分や家族の生活スタイルに合わせた間取りを考えることが大切です。

 

とは言え、初めての家づくりで分からないことが多い中、いきなり間取りを考えることは難しいと思う方が多いことでしょう。

 

今回は新築における間取りを考えるうえで押さえるべきポイントに加え、家づくりに成功した方の間取り例をご紹介します。

 


 

 

新築間取りの成功例のポイント

家を建てたあとで「失敗した…」とならないためにも、以下4つのポイントは押さえておきましょう。

 

ポイント①:収納の使い勝手

収納スペースは人それぞれの生活スタイルによって必要な広さが異なりますが、一般的な住宅の場合は床面積に対して12%の割合が目安と言われています。

 

「居住スペースをスッキリ見せたい」と収納スペースを広く確保しようと考えている方も多いかと思いますが、広ければ広いほど良いとは一概に断言できません。

 

面積には限りがあり、収納スペースを広く確保すればそれだけ居住スペースが狭くなってしまうからです。

 

また、思いのほか収納する物が少ないと、せっかく作った収納スペースが無駄になってしまったというケースも珍しくありません。

 

まずは現時点で家の中にある物の量を把握し、どこに何を収納するのかイメージしてみましょう。

 

家族が増えたり、子供が成長したりといった将来的なライフスタイルの変化も考慮した収納計画を心がけると失敗しにくいです。

 

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ポイント②:生活動線を考える

一般的な住宅において、生活の中心となる場所はキッチンです。

 

間取りを考える際は、キッチンを中心にスムーズな回遊ができるようにするとストレスのない家事動線が出来上がります。

 

採用されることの多い例としては、キッチン・洗面脱衣室・浴室がつながった間取りです。

 

もちろん家事をする人だけでなく、仕事や学校へ毎日のように外出・帰宅を繰り返す家族の動き方も考慮した間取りにすること

が大切です。

 

間取りの案が仕上がったら、それをコピーして家族全員の動きを書き込んでみると良し悪しの判断がしやすくなります。

 

さらに動線上に沿って外出時の荷物や上着類を収納するスペースを配置すると、置きっぱなしによる散らかりを防ぐことができます。

 

 

ポイント③:置きたい家具の大きさを考慮する

畳数だけを見て「広い」と思えるような部屋でも、実際に家具を置いて生活してみると狭く感じる場合が多いです。

 

どこに、どんな大きさの家具がいくつ必要なのかを明確にイメージして、間取り図に書き込むなどして部屋全体のイメージを把握しましょう。

 

特に開閉式の家具を置くときは扉の開きやすさ、家電製品はコンセントやテレビアンテナの位置などにも注意が必要です。

 

 

ポイント④:外からの視線を考慮する

近隣に他の住宅が立ち並んでいる場所に家を建てる場合、他の住人や通行人による視線が気にならないよう工夫することも大切です。

 

道路に面した場所に玄関を配置するのであれば、扉を開けた際にプライベートの空間が見えてしまわないかを必ずチェックしましょう。

 

また、採光を考えてリビングには開口部の大きな窓を設置したいと考える方もいるかと思います。

 

外から内部が見えやすくなるようでは落ち着いて過ごすことができないため、外構にフェンスを建てたり、高い位置に窓を取り付けたりといった工夫が必要です。

 

 

新築間取りの成功例:35坪

 

成功例①:ナチュラル&モダンな空間の吹き抜けLDK

夫婦+子供2人の住まいとなるこちらのお家は、延べ床面積36.92坪の2階建てです。

 

家をつくるにあたって訪れたモデルハウスを参考に、LDKを吹き抜け空間として設計。

 

開放的で気持ちの良いくつろぎスペースを実現しています。

 

また、ディスプレーラックを室内の随所にあしらって、お気に入りを「魅せる」収納に仕上げました。

 

内外装は木目を基調としたナチュラルなテイストに、アイアンやタイルといった異素材を組み合わせることでモダンな雰囲気もプラスしたスタイリッシュなデザインとなっています。

 

>>素材が織りなすスタイリッシュな吹き抜けリビングを見てみる

 

 

成功例②:明るさとプライバシー性を両立したテラスハウス

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延床面積36.5坪の2階建てとなるこちらのお家は、コの字型をした平面・格子で囲まれたテラスが特徴的です。

 

家のどこにいてもテラスを望める設計としているため、暮らしの中で常に太陽の優しい光が寄り添います。

 

開放的な空間にしつつ、明るい色調の格子を目隠しとして設置しているため外からの視線も気になりません。

 

大きな掃き出し窓を設置していますが、熱交換換気システムや吹付断熱材を採用して「冬は寒くなりがち」というデメリットをしっかりとカバーしていることもポイント。

 

ナラの床色や漆喰壁がメインの白で統一した空間に、黒色を効果的にあしらい、上品かつスタイリッシュな印象を与える内装となりました。

 

>>心地いい陽光に包まれるラグジュアリーなテラスハウスを見てみる

 

 

成功例③:「隠れ家的居酒屋」のようなくつろぎをもたらすモダンな空間

延床面積34.7坪の2階建て、夫婦と子供の3人家族が住まうお家。(建築当時)

 

バーカウンターのように仕上げたダイニング・小上がり・リビングで、「隠れ家のような居酒屋」を思わせるくつろぎの空間を作りました。

 

キッチンカウンターにはヨーロッパの黒タイル、小上がりには格子と色ガラスをあしらい、明るくもムーディーな印象のLDKとなっています。

 

キッチンにつながる洗面脱衣室は家事動線を考慮しているだけでなく、洗面台に黒の洗面ボウルを用いて洗練された印象を与えるデザインとなりました。

 

>>馴染みの店でくつろぐように心地よく住まう和モダン空間を見てみる

 

 

新築間取りの成功例:40坪

40坪は4LDK~5LDKという間取りが多く、やや広めの坪数です。

 

成功例①:家族みんながリラックスできるシンプル&かわいいデザインの空間

 

洋瓦の三角屋根やテラコッタ風タイル、アイアンのドアノブなど随所に「かわいらしさ」がちりばめられた延床面積39.5坪・2階建てのお家です。

 

室内は夫婦の好みや理想のライフスタイルを忠実に再現し、家族全員がリラックスできる柔らかな空間が広がっています。

 

中でもダイニングは三角屋根の勾配を活かした天井となっており、白を基調とした明るい空間にさりげない開放感をプラスしています。

 

>>お気に入りをちりばめた家族のリラックス空間を見てみる

 

 

成功例②:美しく温かなデザインの「カフェ風」空間

延床面積42.75坪・2階建てとなっているこちらのお家は、カフェテイストをテーマに仕上げた内装が特徴的です。

 

LDKにおいてはキッチンとダイニングが適度に近い距離感で、家族でコミュニケーションが取りやすい温かな空間になりました。

 

キッチンのタイルやナラの床材、チェッカーガラスなど厳選した素材が織りなす色彩は、「おしゃれなカフェのようなデザイン」と印象付ける要素のひとつです。

 

>>家族を暖かく包み込むカフェのような家を見てみる

 

 

成功例③:家族とほどよい距離感を保てる和洋折衷の空間

延床面積43.81坪、インナーガーデン付き2階建て構造となっているこちらのお家。

 

格子・障子・和紙・天然木などの異素材や間接照明の柔らかなデザインが織りなす、斬新ながらも懐かしい和洋折衷の空間に仕上がりました。

 

家族が団らんを楽しむLDKは広々としており、リビング・ダイニング・キッチン・畳コーナーがL字につながっています。

 

キッチンカウンターの正面に取り付けたダイニングカウンターはリビング部分に広さをもたらすだけでなく、キッチン越しに家族とコミュニケーションが取りやすくなるという効果も。

 

>>異素材の融合が創り出した和洋折衷のデザインハウスを見てみる

 

 

まとめ:新築間取りの成功例について

家づくりにおける間取りの失敗を回避するポイントとして、「収納スペースの規模」や「効率的な家事動線」などは必ず押さえるべきと言っても過言ではありません。

 

家族全員の暮らしやすさや距離感、家事のしやすさを押さえつつ、自分好みのデザインに仕上げることができるよう設計士と共に綿密な計画を立てましょう。

 

これから家づくりを始める方にとって、今回の記事が「間取りを成功させる」ためのヒントとなれば幸いです。

 

 

この記事の監修

アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士


2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。

 

 

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