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造作洗面台とは?メリット・デメリットや費用などについて解説

造作家具2021.09.27

洗面台は普段の生活で欠かせない場所です。

 

毎日使う場所だからこそ、こだわりのある空間にしたいですよね。

 

造作洗面台が気になっているけど「何をどう決めたらいいの?」「費用は?」「掃除のしやすさは?」など、分からないところも多いのではないでしょうか。

 

今回は造作洗面台のメリットやデメリット、形のタイプや後悔しないためのポイントを解説します。

 


 

 

造作洗面台とは

 

洗面台は住宅設備メーカーの既製品を採用する方法と、オリジナルで造作洗面台を造る方法の大きく分けて2つがあります

 

造作洗面台とは、施工業者に依頼して造るオリジナルの洗面台のことを言います。

 

洗面ボウル、水栓(蛇口)、ミラー(鏡)、収納、照明、カウンターの素材など、全て自由に決められる点が既製品との大きな違いです。

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造作洗面台のボウルタイプ

造作洗面台を考えていく際には、まず手や顔を洗う洗面ボウルの設置スタイルを決めることから始めるのがおすすめです。

今回は代表的な4つのタイプをご紹介します。

 

タイプ①:ベッセル型

ベッセル型とはカウンターの上に洗面ボウルをのせて設置するスタイルです。

洗面ボウル自体のフォルムが活かせるので、ボウルのデザインが空間とのアクセントになり、空間を演出していきます。

 

▼「ベッセル型型」の造作洗面台を使ったお家の施工事例はこちらをご覧ください
【施工事例】家族の心にすっと溶け込む ビンテージ感に包まれた暮らし

 

 

タイプ②:半埋め込み型

半埋め込み型は洗面ボウルの半分ほどが、カウンターから下に埋め込まれるように設置するスタイルです。

空間にすっきりと収まるデザインですが、洗面ボウルの存在感を感じることができます。

 

▼「半埋め込みタイプ」の造作洗面台を使ったお家の施工事例はこちらをご覧ください
【施工事例】Cafe de maman|モデルハウス

 

タイプ③:カウンター一体型

カウンター一体型は、洗面ボウルとカウンターに継ぎ目がない洗面台のことです。

すっきりとしたデザインでスタイリッシュな雰囲気に仕上げてくれます。

デザインの幅は限られてくるものの、継ぎ目がないためホコリが溜まりにくく清潔を保ちやすいのも魅力の一つです。

 

▼「カウンター一体型」の造作洗面台を使ったお家の施工事例はこちらをご覧ください
【施工事例】栗原の家|モデルハウス

 

タイプ④:アンダーカウンター型

カウンター下から洗面ボウルを取り付けるスタイルの洗面台です。

カウンターの面がフラットになるため、スッキリとした印象を与えます。

洗面ボウルよりもカウンターや水栓、壁まわりのデザインを見せたい方におすすめのスタイルです。

 

 

造作洗面台のメリット

メリット①:デザイン性が高い

造作洗面台は、メーカー既製品の洗面台に比べてデザイン性が高く個性を出せるところがメリットです。

色や材質なども自由に選ぶことができるので、こだわりの洗面台をつくることができます。

洗面台の下に収納を作ったり、パイプをあえて見せるようにしてみたりと、デザインの幅が広がります。

また、家全体のテイストやイメージと色味などを合わせると、家全体の雰囲気がまとまり一体感が出ます。

 

 

メリット②:間取りに合わせた設計ができる

既製品の場合、すでにサイズが決まっているため、間取りや収まりによっては無駄なスペースができてしまうこともあります。

一方、造作洗面台は幅・高さ・奥行きなどをスペースに合わせてつくることができるため、ぴったり収めることが可能です。

無駄なスペースができないように調整できるところも造作洗面台のメリットです。

 

メリット③:機能性が高い

造作洗面台は、収納力も機能性も自由自在にデザインできます。

 

  • 歯ブラシだけでなく化粧品なども収納できるように棚を付ける
  • 洗い物を楽にするために深型の洗面ボウルを選ぶ
  • 並んで身支度ができるように、横長の鏡を設置する

 

など、工夫次第で利便性を上げることが可能です。

 

 

造作洗面台のデメリット

デメリット①:費用が高くなりやすい

造作洗面台は、メーカーの既製品と比べて費用が高くなる傾向が多いです。

 

メーカーの洗面台は同じものを大量生産しているので、低コストで購入することができますが、造作洗面台はオーダーに合わせて造るため人件費や材料費などが高くなってしまいます。

 

また、カウンターの面材やタイルなどの装飾などによっても価格が大きく変わってきます。

 

予算をオーバーしないように、初めから余裕を持って資金計画を作りましょう。

 

 

デメリット②:掃除がしにくいデザインがある

造作洗面台のデザインによっては手入れが面倒になる場合があります。

 

既製品の洗面台は、カウンターとボウルが一体になっていたり、水栓が汚れにくい位置に付いていたりと掃除しやすいものが多いです。

比べて造作洗面台は、洗面ボウルとカウンターの継ぎ目が汚れやすかったり、水が飛び散りやすかったりと掃除がしにくいデザインもあります

 

お手入れが気になる場合は、ボウルとカウンターがフラットなタイプや、カウンター一体型の造作洗面台にするとお手入れがしやすくなります。

 

 

デメリット③:仕上がりや使い勝手が分かりにくい

造作洗面台は、完成した実物を使ってみるまで仕上がりや使い勝手がわからないところがデメリットです。

既製品とは異なり、鏡やボウル、水栓の設置位置からカウンターの高さまで、一から決めていく必要があります。

自由に決められるため自分が使いやすくデザインできる反面、完成するまで実物が見ることができなくなってしまいます。

 

デザインを決定する前に、家族の身長に合わせた高さを考えたり、どのように使うかをイメージしておくことが大切です。

 

 

後悔しないために知っておきたい造作洗面台のポイント

ポイント①:具体的な費用相場について

こだわって作りたいが、いくらかかるのかということも気になると思います。

造作洗面台は、組み合わせて作るので価格帯も幅があります。

 

必要部材を一式組み合わせた洗面化粧台の費用相場は20~30万円です。

必要部材とは、以下の部材が一般的です。

  • 洗面ボウル、洗面カウンター
  • 水栓及び配管
  • 鏡、照明
  • タイル

 

こだわりのレベルで費用が高くなりますので、あくまでも参考として参照してください。

アットホームラボでは15万円~35万円と、標準の洗面化粧台と造作を使い分けて費用を調整しながらご提案しております。

 

 

ポイント②:生活スタイルを考慮

造作洗面台を採用する場合は、用途や家族の生活スタイルをしっかりと考慮することが大切です。

 

例えば、ゲスト用に玄関の近くに配置するのであれば小さいサイズの洗面台でも良いかもしれません。

一方、脱衣室や洗濯機の近くに設置する場合や、そこで洗い物をしたり身だしなみを整えたりする場合は、ある程度の大きさが必要になってきます。

どのように洗面台を使いたいか、どこに配置するかを考えて大きさや収納量を決めていく必要があります。

 

また、洗面台は機能性も大切です。

見た目やデザインだけでなく、掃除がしやすい形状のボウルを選んだり、耐水性の高いカウンターの素材を選びましょう。

 

 

まとめ:造作洗面台について

いかがでしたか?

今回は造作洗面台のメリットやデメリット、後悔しないためのポイントなどを解説しました。

 

造作洗面台は価格やお手入れなどのデメリットもありますが、間取りに合わせたオリジナルの洗面台を造ることができます。

家族が毎日使う場所だからこそ、こだわったものにできると良いですよね。

 

 

この記事の監修

アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士


2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。

 

 

 

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