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新潟で家を建てる前に必ず知っておきたい”6つ”のポイント

新潟の家の作り2023.02.16

新築で建てるのなら、理想の家造りを叶えるためのポイントを知っておきたいものです。

 

そして、新潟で新築住宅を建てる際にも、理想の家に近付けるために知っておくべきポイントがあります。

 

もしも新潟で新築住宅の建築を考えているのなら、これからご紹介する6つのポイントをぜひチェックしてみてください。

 


 

 

新潟で家を建てる魅力とは

どの土地にも魅力があるものです。長く住むことになる土地なのですから、ぜひその魅力を味わい尽くしたいものですよね。生活の中で感じられる新潟の魅力はたくさんあります。

 

 

1:豊かな自然と恵まれた食環境

新潟は自然豊かな地域です。春には名物のチューリップ、夏には花火、秋には色づいた山と金色の稲穂の海、冬は幻想的な雪景色。四季折々の景観が楽しめます。

 

信濃川の恵みで育つ新潟の米、その米と美しい水から作られる米酒は有名です。ほかにも海の幸と山の幸があふれ、観光客へのお土産だけではなく、地域の人々の食文化を豊かに彩ります。

 

 

2:都市圏までのアクセスが抜群

関越・北陸をはじめとした高速道路、上越・北陸新幹線、新潟空港…充実したアクセス網は利便性が抜群です。東京までは新幹線なら最短1時間20分で到着。大阪や福岡など大都市へつながる空路もしっかり整備されています。

 

 

3:新潟ならではの風景や地元産業

朝日山地や越後山脈、妙高山などの名山の数々と、越後平野や高田平野といった肥沃な平地は、のどかでありながらも雄大な風景を楽しませてくれます。

 

地元を発祥とする産業も盛んで、米作りや酒造だけではなく、金属・機械・繊維などが世界でも高く評価されています。

 

 

新潟で家を建てるなら必ず知っておきたいポイント

新潟で家を建てると決めたのなら、地域の特性にマッチした住宅にすることが大切です。新潟ならではの特性について、6つのポイントをご紹介します。

 

 

ポイント:寒暖差が激しいので高気密・高断熱が必要

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多雪区域に指定されるほど雪深く、冬には冷え込む新潟県では、寒暖差について考えておく必要があります。外は寒くても家の中ではあたたかい暮らしをしたいのであれば、高気密高断熱の性能を持つ住宅がふさわしいでしょう。

 

高気密・高断熱とは、できるだけ隙間がでないように部材を組み合わせる「高気密」と、天井や壁、床下に断熱材を入れて寒気(外気)を遮断する「高断熱」の組み合わせです。それにより室内が冷えにくくなるため、寒さが厳しい冬でもあたたかく過ごせます。

 

ほかにも窓ガラスを2枚重ねの複層ガラスにしたり、サッシを「樹脂サッシ」や「アルミ樹脂複合サッシ」にするなど、雪国ならではの方法を取り入れ、効果的な対策をおこないましょう。

 

 

ポイント:高温多湿なので空調管理を考える

 

雪のイメージが強い新潟県ですが、夏場は高温多湿な地域です。夏場の降水量はなんと全国4位という上位に。8月の平均気温は26.6℃になっており、決して涼しいとは言えません。県庁が熱中症対策を呼びかけるほどの高温多湿になるため、夏場の暑さ対策は必須になるでしょう。

 

住宅でできる暑さ対策といえば空調管理です。室温、湿度を適切に保てるよう、エアコンの利用や家の構造の工夫が求められます。

 

 

ポイント:海が近いので塩害対策を考慮する

 

塩害とは、建築物に使われている鉄筋コンクリートが塩分によって劣化(腐食を含む)する現象です。最近では農作物への被害も注目されています。新潟県では多くの場合、海風にのって届く塩分が塩害を引き起こす原因です。建築物だけではなく、自動車や自転車の金属部分に発生することも。

 

新潟県には塩害による被害が深刻な地域があります。海沿いの建物は塩害を受けやすい傾向があります。おおむね、海から5km範囲の住宅は塩害に対する備えをしておいたほうが良いでしょう。

 

また、雪国ならではの原因で起こる塩害もあります。雪国では道路の雪対策として融雪剤や凍結防止剤を使っていますが、融雪剤には塩化カリウム、凍結防止剤には塩化ナトリウムが含まれているのです。

 

道路に落ちた塩化カリウムや塩化ナトリウムが自家用車に付いて住宅に運ばれ、塩害の遠因になってしまうこともあります。また、自家用車そのものを劣化させてしまう可能性も。このような事情を考え、塩害防止のため、念入りな洗車をする人も少なくありません。

 

 

ポイント2度の大地震を経験しているので、耐震対策は必須

 

新潟県は地震が起こりやすい地域です。歴史的に幾度も大地震の発生が確認され、記録されています。21世紀に入ってからは、2004年に新潟県中越地震(震度7)、2007年に新潟県中越沖地震(震度6強)が発生しました。

 

大地震の経験を経た新潟なら、耐震対策を念入りにおこなうのは決して不思議ではありません。これから住宅を建てる際にも、必ず耐震対策が必要になるでしょう。

 

 

ポイント:朝晩で風向きが変わるので、窓の位置を工夫する

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風も新潟の気候の特徴です。季節風をはじめとした風がよく吹いています。これらの風は朝晩で吹く方向が異なっており、朝方に風を通そうとして開けた窓が夕方には無意味になってしまうことも。

 

このようなことを避けるためには、設計の段階で窓の位置を工夫してみることです。上手に風を取り入れ、爽やかな空気を保ちたいものですね。

 

 

ポイント:豪雪地域なので、積雪荷重計算が必要

豪雪地域として有名な新潟では、住宅の積雪対策が必要不可欠です中でも積雪荷重には注意を払いましょう。

 

積雪荷重は積もった雪が屋根(庇、バルコニーを含む)に与える負荷のことです。「1平方メートルあたり○○程度の負荷に耐えられるようにする」と決められており、住宅を建てるときには必ず守られます。

 

新潟県は佐渡市と岩船郡粟島浦村以外のすべての市町村が「多雪区域」に指定されています。多雪区域では積雪荷重が1平方メートルあたり約30ニュートン(約3kg)に定められており、この値以下になることは許されません。

 

なお、国土交通省では1平方メートルあたり20ニュートンの積雪荷重を基本としています。しかし必ずしも全国が一定になるのではなく、新潟県のように、多雪区域では多雪区域の基準で運用されます。20ニュートンは多雪区域以外の地域で適用される基準だと覚えておきましょう。

 

積雪荷重の計算方法は一般の人には難しい部類に入るため、専門家へ任せることをおすすめします。雪国の建築会社であれば必ず強く意識する項目ですので、疑問や質問があればどんなことでも相談してみてくださいね。もちろん積雪荷重以外のことも、何か疑問があれば積極的な相談をおすすめします。

 

 

まとめ

新潟県に住宅を建てる場合、多くのポイントへの配慮が必要になります。雪や塩害、耐震、風…自然に恵まれ、共存する土地だからこそ、自然への対策が求められる地域です。

 

今回ご紹介した6つのポイントをおさえた家づくりができるのがアットホームラボ。資料請求ページからお問い合わせいただければ、ご質問へのご回答をはじめ、直近の見学会やイベントのご案内をお送り致します。

 

見学会やイベントでは、お客様が建てられたお家をご覧いただけます。実際にご覧になり、理想の家のイメージを固める手助けになれば幸いです。

 

お問い合わせいただいたからといって、強引なセールスやご迷惑になるような営業電話は致しません。どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

 

この記事の監修

アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士


2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。

 

 

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