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除雪が楽な家にするポイント5選!施工事例もあわせてご紹介

雪国の家の工夫2023.03.09

雪国では冬場恒例ともいえる除雪。その労力は相当なもので、地域によっては1日何回も雪かきが必要になることも。

 

少しでも除雪を楽にしたい、できれば不要にしたいと考えるものでしょう。

 

除雪が楽な家にするため、家を建てるときやリフォーム時にいくつかのポイントを取り入れてみませんか。

 

本記事では、雪国での除雪が楽な家にするポイントについて詳しくご紹介します。

 


 

 

除雪が楽になる家にするためのポイント

 

冬のたびに大きな労力が必要になる除雪。楽にするためにはいくつかの方法がありますが、この項では、なかでも代表的な5つのポイントを解説します。

 

 

ポイント①:カーポートや屋根の設置

カーポートの設置も除雪作業を楽にする有効な選択です。具体的には駐車スペースの上に屋根を作ります。すると車の上に雪が積もらなくなるため、車を使うご家庭で大きな効果を発揮するでしょう。

 

さらに屋根部分をアプローチから玄関まで長くすると便利です。その部分に降る雪も屋根が防いでくれます。

 

注意点は、カーポートの設置面積は建築基準法によって定められているため、敷地の広さによっては設置位置を考える必要があることです。隣地境界線や道路境界線も関係するため、設置を考える際には設計士と綿密な打ち合わせをおこないましょう。

 

ほかにもカーポートのメリットとして、車がないときにはちょっとしたプレイスペースにできるということが挙げられます。安全に配慮する必要はありますが、お子さんの遊びの時間に活用したり、夏には陽射しを避けてビニールプールやバーベキューなどが楽しめそうですね。

 

 

ポイント②:玄関とアプローチの距離を短くする

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玄関とアプローチの距離を短くするのもおすすめです。距離が短くなれば積雪範囲が狭まり、除雪作業の範囲も縮小できます。

 

除雪作業をすべてなくせるという結果にはいたりませんが、楽にすることは可能になるでしょう。とくに通路の確保のために1日何回も除雪作業が必要になるような地域では、1回ごとの労力を軽減できるようになります。シンプルながらも大きな効果を発揮する方法ですね。

 

 

ポイント③:玄関とアプローチの上に2階部分をかぶせる設計に

設計士との相談が必要ですが、玄関とアプローチの上に2階部分をかぶせる設計にするのも有効な手段です。家屋部分がダイレクトに乗り、屋根の役割を果たしてくれます。

 

必然的に積雪を防ぎやすくなるため、毎日の除雪作業を大幅に減らす結果に繋げられるでしょう。

 

 

ポイント④:屋根を工夫する

屋根自体に工夫するのは雪国の住宅ではもっとも多いパターンかもしれませんが、有効なポイントであることは間違いありません。最近では融雪システムの導入により、必ずしも屋根の形にこだわらない住宅も増えつつありますが、やはり大雪が降る地域では有効な方法です。

 

積もった雪が自然に地面へ落ちるよう、勾配をつけた屋根の設置が一般的です。ほかにも熱源を使った融雪タイプの屋根も人気を集めています。地域によって適したタイプが異なるケースもありますので、お住まいの地域で多いタイプをチェックしてみてください。

 

 

ポイント⑤:ロードヒーティングの導入

ロードヒーティングとは、敷地の下に設置するシステムです。電熱線や温水パイプを通し、雪を融かす仕組みになっています。もっとも嬉しいメリットは、全自動で稼働が可能なため、外に出て除雪作業をする必要がないということでしょう。

 

除雪作業の際、地面近くの固くなった雪は厄介なもの。ロードヒーティングの場合、地面近くに積もった雪が融かされていきます。除雪が楽になる嬉しいポイントです。

 

また、地面の凍結防止にも繋がります。凍結がなければ転倒の可能性を減らせるため、シルバー世代やお子さんも安心して外出できるようになりますね。足元が見えにくい悪天候の日でも歩きやすくなります。

 

さらに敷地の下(地面の下)に電熱線や温水パイプが通るため、屋内までその熱が伝わる効果があります。結果として住宅もあたたまり、冬の暖房効果にも大きなメリットが生まれるでしょう。

 

 

除雪が楽な家の施工事例

除雪が楽な家はどのような外観や機能性で建てられるのでしょうか。除雪の機能に注目しなければならないとはいえ、外観や内装のデザイン性を諦める必要はありません。実際の施工事例をご紹介します。

 

 

施工事例①:屋根付きの玄関ポーチがデザイン性と機能性を両立

 >>屋根付きの玄関ポーチがある間取りの家の写真をもっと見る

 

最初にご紹介する施工事例は、玄関ポーチにしつらえた屋根が印象的です。アメリカ西海岸を彷彿させるハイセンスな外観になっています。

 

一見するとお洒落なポイントにも見える玄関ポーチとカーポートは、いずれも屋根がついています。デザインのクオリティを引き上げるだけではなく、冬の降雪対策として充分な実力を発揮してくれるでしょう。

 

内装の自由度も広く楽しめます。インテリアへのこだわりを実現する間取りや収納、漆喰壁と無垢の床など、外観・内装ともに理想を追求できる住宅です。

 

 

施工事例②:片流れの屋根とインナーガレージに注目

 >>片流れ屋根にこだわった間取りの家の写真をもっと見る

 

カーポートと同様、インナーガレージも雪から愛車を守る大きな役割を果たします。この施工事例の住宅では屋根とガレージに注目です。

 

片流れの屋根は傾斜があり、このような屋根は積もった雪の自然落下がおこなわれます。ほかの住宅でも積雪対策として取り入れたいことのひとつですね。

 

またインナーガレージは多くのメリットを持っています。まず、愛車を雪から守れるのは車のオーナーであれば誰しも嬉しいメリットでしょう。もうひとつの嬉しいメリットは、インナーガレージの場合、家の中から直接ガレージへ出られるという点です。

 

雪や雨が降っていても濡れずに車と室内の移動ができるため、足元の凍結や水濡れを心配する必要がありません。買い出し帰りには簡単に荷物を運べます。悪天候の日には足元が心配になるシルバー世代やお子さんも、安全な移動ができるでしょう。

 

 

施工事例③:屋根の形と道路までの距離で雪の対策ができる

 

 >>雪が自然に落ちるように工夫された間取りの家の写真をもっと見る

 

通り過ぎる人が思わず何度も眺めたくなってしまいそうなスタイリッシュな外観。あえて色柄が異なるサンディングが使われており、オーナーの洗練されたセンスがうかがえます。

 

雪の対策として注目したいのは、屋根の形と玄関から道路までの距離です。屋根には傾斜がついており、雪が落ちやすい形状に。

 

玄関はしっかりと屋根で覆われています。道路までの距離はかなり近く、除雪作業の労力を軽減することができるでしょう。距離が近いとはいえ、全体的に決して狭い印象はありません。敷地を活用した住宅の配置により、ゆったりと余裕のある空間に仕上がっています。

 

 

まとめ

雪国の大きな悩みである除雪対策。家を建てるときにはどうしても意識することになりますが、取り入れる対策や設計次第では自由に理想の家を建てられます。

 

熱源による融雪や屋根の形状、カーポートの設置など、取り入れたい対策をまずは片っ端から検討してみましょう。希望する外観や間取りなどとあわせ、適切な対策を選択すれば、除雪の負担を大きく軽減しつつ、理想の住宅を建てられますよ。

 

 

この記事の監修

アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士


2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。

 

 

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