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自然素材の家とは?メリット・デメリットや施工事例をご紹介

自然素材2021.10.04

子育て世代や健康志向の方に人気の自然素材。

 

「身体に優しい」「健康に良い」と言われている自然素材ですが、どういった効果があるのか知らない方も多いのではないでしょうか?

 

今回の記事では、自然素材の家のメリット・デメリットを分かりやすく解説します。

 


 

 

自然素材の家とは

 

自然素材の家とは、無垢材や漆喰、珪藻土などの天然由来の素材を使った住宅のことを表します。

 

そして自然素材とよく比較されるのが新建材です。

 

「新建材」とは、人工的に作られた建材のことで一般的な住宅に多く使われている素材です。

 

下記の項目で新建材と自然素材の違いをご紹介します。

 

 

自然素材の家のメリット

メリット①:健康的に暮らせる

自然素材の家は化学物質を含まない資材を多く使っている点が大きな特徴です。

 

「シックハウス症候群」という言葉を聞いたことがありますか?

「シックハウス症候群」とは、建材や家具などから発生する化学物質が原因で、頭痛・めまいといった症状や喘息・皮膚炎の悪化などを引き起こしてしまう病気です。

 

新建材などの人工的に作られた素材は、接着剤に化学物質が含まれているのでシックハウス症候群になりやすいです。

一般的には換気でシックハウス症候群の対策をしているのですが、外気が室内を夏暑く、冬寒くしてしまい、快適にするために光熱費が多くかかってしまいます。

換気方法はお家づくりで大切なポイントなんです。

 

一方、自然素材は化学物質などの人体に有害な物を使用していないため、身体に優しい家づくり(快適な温度、湿度の室内環境)ができます。

 

 

 

メリット②:調湿効果に優れている・室内干しも相性◎

自然素材は調湿効果に優れています。

よく「呼吸する素材」と表現することがありますが、これは水分を吸収・放出する機能のことを表しています。

 

 

特に梅雨時期などの湿度が高いときは余分な水分を吸い取り、逆に冬などの乾燥する時期には水分を放出します。

漆喰などの塗り壁や無垢床が湿度をコントロールしてくれることで結露を防止し、心地良い室内環境をつくることができます。

 

 

雪が降る冬や梅雨のジメジメする季節、花粉が気になる春先など、部屋干しでも洗濯物を早く乾かすことができるので、雪や雨が多い新潟では特におすすめです。

 

 

メリット③:長持ちする

新建材とは異なり、長持ちするところも自然素材のメリットです。

 

 

一般的な壁紙のビニールクロスの場合、5〜10年に一回張り替えが必要と言われています。

また、ビニールクロスは部分的な補修が難しく、全体を張り替える必要があるためコストがかかります。

比べて、漆喰などの塗り壁は一度塗ってしまえば基本的に塗り替える必要はありません。

 

無垢床であれば、削ったり部分ごとに切り替えたりと、補修したい箇所毎にメンテナンスができます。

 

大きなメンテナンスの回数が少なくて済むところも自然素材の特徴です。

 

 

自然素材の家のデメリット

デメリット①:コストがかかる

自然素材の一番のデメリットは費用がかかること。

ビニールクロスや合板のフローリングと比べると、自然素材は高額になるケースが多いです。

 

 

高価と言われる自然素材ですが、ランニングコストに注目してみると意外とそうではありません。

自然素材は壁や床材を何度も張り替える必要がないため、長期的に見るとメンテナンス回数が少ない素材です。

 

 

イニシャルコストだけでなくランニングコストも考慮すると、新建材よりもコストパフォーマンスが優秀な素材といえるかもしれません。

 

デメリット②:品質が均一ではない

自然素材は、材料の品質を均一にするのが難しく、バラツキがあるところがデメリットです。

 

無垢材は色味の差・節の量・木目のバラツキがあり、漆喰や珪藻土などの塗り壁は職人さんが全て手作業で塗るため多少のコテムラがでる場合があります。

見た目が揃っていないところが気になる方もいるかもしれませんが、素材そのものの効果に違いはありません。

有害物質を出さない・調湿効果がある・張り替えの必要が無いという点は変わらないため、見た目以外の項目も含めて検討しましょう。

 

 

デメリット③:手入れが必要

自然素材の家はよくお手入れが大変だと言われます。

 

 

キズがつきやすく、扱いにくいのではないかと思われる方も多いかもしれませんが、お手入れが必要なのは一般的な住宅も同じです。

むしろ、無垢フローリングのキズやへこみ、塗り壁の汚れなどの部分的なものであれば自然素材のほうが簡単に補修することができます。

 

自然素材の家の施工事例

自然素材を使った家の事例をご紹介します。

 

LDK

>>LINEから施工事例をチェックしませんか?

家族みんなが集まり、長く滞在するリビングは自然素材がおすすめです。

また、キッチンやダイニングなど食事の匂いが残りやすい場所には消臭効果のある漆喰壁が役立ちます。

 

寝室

調湿効果のある自然素材を使って湿度を一定に保つことで、快適な睡眠を得ることができます。

蒸し暑くて寝苦しい等お困りの方には特におすすめです。

 

子ども部屋

お子さんが触れる素材にも気を遣い、子ども部屋にも自然素材を使うことをおすすめします。

大切な成長期を過ごす子ども部屋は、湿度環境に配慮した空間を整えたいと親御さんから人気です。

 

▼自然素材を使った施工事例をもっとみたい方はこちら
【関連】自然素材の家の施工事例一覧

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は自然素材の家のメリット・デメリットについてご紹介しました。

 

デメリットもありますが、「有害な物質を放出しない」「調湿効果がある」「張り替え・塗り直しが必要ない」などのメリットも多くあります。

 

長く暮らしていくマイホームに身体に優しい自然素材を取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

アットホームラボでは「健康に暮らせるおうちを建てたい」という思いから、無垢床や漆喰壁などの自然素材を標準仕様(2021.10月現在)としてラインナップしております。

また、アットホームラボのモデルハウスでは、実際に無垢床や漆喰壁を見て触って体感することができます。

もっと詳しく知りたい方、自然素材に興味があるという方は是非ご来場ください。

 

 

この記事の監修

アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士


2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。

 

 

 

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