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注文住宅と建売住宅の違いとは?特徴や迷った際の選び方を解説

注文住宅2024.01.16

注文住宅の魅力は、何と言っても間取りなどを自分好みにデザインできること。

 

自分の思い描いた通りの生活ができる設計の家は、住めば住むほど愛着のあるものになることでしょう。

 

注文住宅の人気が高まっているといっても、割合でいえばまだ建売住宅のほうが多いのが現状です。

 

注文住宅なんて夢のまた夢、のように考えている人も少なくありません。

 

この記事では、注文住宅と建売住宅が具体的にどのように違うのかについて解説します。

 

それぞれのメリットやデメリットを比較するだけでなく、どのような基準でどちらを選ぶべきかといったことについても触れていきます。

 


 

 

注文住宅と建売住宅の違いとは

注文住宅と建売住宅の違いとは

注文住宅と建売住宅でもっとも異なっているのは、土地や建物の設計面における自由度です。

 

建売住宅より、これから自分の好きなように建築する注文住宅のほうがさまざまな面で自由度が高いといえます。

 

ここではその自由度の高さを軸として、以下の3つの点において違いを見ていきます。

 

  1. 注文住宅は土地探しから始める
  2. 費用に関する違い
  3. 入居するまでの期間や段取りの違い

 

いずれも大きな違いのある要素なので、以下の解説を読んでしっかり把握しておきましょう。

 

 

注文住宅は土地探しから始める

 

注文住宅の場合、まずは土地を探すことから始めなければいけません。

 

どのような場所に住みたいのかという条件だけでなく、どのような家を建てるのかという条件も考えながら土地を選ぶ必要があります。

 

海が見える家を建てたいのであれば、海の近くに土地を探す必要があるでしょう。

 

また、家の設計によっては、ある程度以上の勾配のある土地を選ぶべきではないかもしれません。

 

その場合はできるだけ水平な土地を探し求めることになるでしょう。

 

土地探しに時間をかけるほど、理想に近い条件の土地が見つかる可能性も高まります。

 

自分たちの理想を具現化するうえで、土地探しはとても大切な工程です。

 

一方の建売住宅は、住宅と土地を初めからセットで考えて選ぶことになります。

 

 

費用に関する違い

 

次に費用についてですが、純粋に建築費用の観点から見ると、注文住宅と建売住宅のあいだには大きな違いがあります。

 

注文住宅の場合は、自分たちの理想を追求することがとても重要な要素です。

 

そのため細部にわたるデザインの要望や特殊な設備など、さまざまな要素が費用に影響します。

 

一方の建売住宅は、一定の設計の家が土地付きで複数建てられているものであるため、注文住宅に比べてコストパフォーマンスが高い傾向にあります。

 

住宅金融支援機構が発表している「2020年度フラット35利用者調査」によれば、注文住宅の平均所要資金は3,534万円、土地付きの場合は4,397万円です。

 

一方の建売住宅は、同じく平均所要資金が3,495万円となっています。さらに中古の場合は2,480万円まで下がります。

 

引用元:住宅金融支援機構 | 2020年度フラット35利用者調査

 

 

入居するまでの期間や段取りの違い

 

注文住宅と建売住宅とでは、入居するまでの期間や段取りにも違いがあります。

 

注文住宅の場合は、まず土地探しから始まり、住宅の設計・施工・完成まで一連のプロセスを経る必要があります。

 

そのため、思い立ってから実際に入居できるまでには、おおむね1年以上かかるのが通常です。

 

それに対して建売住宅は、施工会社があらかじめ建てた家を購入するだけであるため、契約してから短期間で入居できることが多い傾向にあります。

 

「新しい家に住みたい」と考えてから実際にその願いが叶うまでの期間の違いは、あらかじめ認識しておくべき大きな違いです。

 

 

注文住宅のメリット・デメリット

注文住宅のメリット・デメリット

注文住宅の最大のメリットは、自由度が高いことでしょう。

 

自分たちが望む生活スタイルに合わせて設計できるため、理想の住まいを具体化させることが可能です。

 

壁紙やキッチンなどもすべて自分たち好みに決められるので、こだわりが強い人でも満足できる家を建てられます。

 

また、家を計画するところから完成まですべてに関わるので、家に対する愛着がより強く湧くことになるのもよいところです。

 

一方でデメリットとしては、自由度が高い分完成まで時間がかかり、費用もかさんでしまいやすい点が挙げられます。

 

さらに、少しでも早く新しい生活を始めたい場合には、時間がかかることがネックとなるでしょう。

 

打ち合わせを何度も重ねる必要もあるため、コミュニケーション疲れを起こしてしまう可能性もないとはいえません。

 

また、注文住宅は細部にこだわることが可能であるため、つい自分の希望をたくさん叶えようとして費用がかさんでしまう傾向にあります。

 

 

建売住宅のメリット・デメリット

建売住宅のメリット・デメリット

建売住宅の最大のメリットとしては、手間がかからず短期間で入居可能なことや、注文住宅に比べてコストを低く抑えられることが挙げられます。

 

また、完成した家を見てから購入するため、生活のイメージと現実のズレが起きにくい点もメリットの一つといえます。

 

建売住宅は販売を目的としているので、そもそも立地条件がよい物件が多い傾向にあります。

 

「この家に住みたい」と考えてから実際に住み始めるまで、1~2ヶ月ほどしかかからないのが一般的です。

 

一方でデメリットとしては、間取りがすでに決まっているため自由度が低いことが挙げられます。

 

壁紙やキッチンなどの細かな仕様を選べず、こだわりの多い人には不満の多い生活になる可能性があります。

 

また、建築段階をチェックできるわけではないので、どのように工事が行われていたのかを把握しにくいというのもデメリットといえるでしょう。

 

 

注文住宅と建売住宅の選び方

注文住宅と建売住宅の選び方

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注文住宅と建売住宅のどちらを選ぶべきかについては、以下のような基準を念頭においておくと良いでしょう。

 

  • こだわりを再現したいなら注文住宅
  • そこまで手間や時間をかけたくないなら建売住宅

 

順番に見ていきます。

 

 

こだわりを再現したいなら注文住宅

 

自分のこだわりを具体的にイメージし、それを形にしたいと考えるのであれば、注文住宅がおすすめです。

 

注文住宅であれば、自分が望む生活スタイルにフィットする設計が可能となり、家族構成やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。

 

「子供が成長したときにどうするのか」「自分たちが年老いたときにどうするのか」といった長期的な視点で、理想の住まいを追求できるのが注文住宅の強みです。

 

 

そこまで時間や手間をかけたくないなら建売住宅

 

どのような住宅に住みたいかといったこだわりが特になく、あまり時間や手間をかけたくないのであれば、建売住宅がおすすめです。

 

建売住宅であれば思い立ってから入居するまでの期間が短く、費用も少ないというメリットがあります。

 

また、完成した家を現地でしっかり確認してから購入できるので、注文住宅と比べてイメージと現実に違いが生まれにくいという強みがあります。

 

すでに存在する家を購入するだけなので、手続きも簡単であり、ほとんどすべての手続きが注文住宅よりもスピーディーに進めることが可能です。

 

 

注文住宅と建売住宅で迷っている場合は?

注文住宅と建売住宅で迷っている場合は?

注文住宅が建売住宅から迷っている場合には、以下の3つのポイントに注目して考えを進めましょう。

 

  1. 予算の上限を決める
  2. 優先順位をはっきりさせる
  3. 理想の家のイメージを膨らませる

 

順番に解説します。

 

 

予算の上限を決める

 

まず予算の上限を明確にすることが大切です。

 

この場合の予算とは「どのくらいの住宅ローンを組めるか」と言い換えても差し支えありません。

 

職業や年収に応じて決まる要素なので、金融機関としっかり相談しましょう。

 

予算が決まったら、その範囲内で注文住宅を建てられるのか否かの判断をします。

 

もし、自分の最低限の望みを叶える注文住宅すら建てられそうになければ、建売住宅を検討すべきかもしれません。

 

 

優先順位をはっきりさせる

 

注文住宅か建売住宅か迷っている場合には、自分のなかの優先順位をはっきりさせることも重要なポイントとなります。

 

  • このような場所に住みたい
  • このような間取りにすることにこだわりがある

 

上記のような希望の優先順位が高いのであれば、注文住宅のほうが適しているといえるでしょう。

 

反対にそういったことにはあまり興味がなく、少しでも早く新しい住居に移り住むことの重要性が高いのであれば、建売住宅のほうがおすすめとなります。

 

 

理想の家のイメージを膨らませる

 

理想の家のイメージをしっかり膨らませることも大切です。

 

自分たちの生活スタイルや好み、将来のライフプランなどを多角的な視点から考えることで、具体的なイメージを頭のなかに作っておきましょう。

 

イメージが具体的であれば、それを実現させるために注文住宅を建てることが必要なのか、そうでないのかが明確になります。

 

建売住宅でも実現可能な望みなのであれば、あえて高い費用や長い期間をかけて注文住宅を建てる必要はないといえるでしょう。

 

 

満足のいく家を建てよう

満足のいく家を建てよう

多くの人にとって、家は一生に一度の大きな買い物です。

 

それゆえ、自分たちのライフスタイルに合った、住み心地の良いものを選ぶことがとても大切となります。

 

新しい家を建てて生活を一新させたいと考えている方は、ぜひ弊社・アットホームラボまでお問い合わせください。

 

アットホームラボでは、お客様に寄り添い、高品質な住宅を建てられるよう常に最大限のサポートを心がけています。

 

注文住宅を建てたいお客様にも、建売住宅で済ませたいお客様にも、最大級の満足を得ていただける体制を整えております。

 

専門性の高いスタッフが対応しますので、気になる方は初めての方へというページをご覧ください。

 

 

まとめ:注文住宅と建売住宅の違いについて

まとめ:注文住宅と建売住宅の違いについて

注文住宅と建売住宅の違いについて、一通りの解説をしました。

 

注文住宅と建売住宅は、自由度や費用、入居までの期間や手間などにおいて大きな違いがあります。

 

それぞれにメリットとデメリットが存在するので、自分のライフスタイルや予算、かけてもよい時間などによって適切な選択は変わります。

 

自分たちの希望と優先順位をはっきりさせ、理想の家のイメージをしっかりと持つことで、最適な選択ができるようになるでしょう。

 

この記事を参考にして、住宅選びを確かな根拠に基づいてしっかり行えるようになっておきましょう。

 

注文住宅や建売住宅に関してスタッフにご相談したい方は、お問い合わせページよりご連絡ください。

 

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この記事の監修

アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士


2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。

 

 

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